新支部長の挨拶



精密工学会東北支部長 長南 征二

 2002年4月より、庄司克雄支部長に引継ぎ精密工学会東北支部長を拝命することと なりました。これから2年間、同じく新任の井山俊郎副支部長(岩手大学)ともども 支部の活発な活動と運営、発展に努めていくつもりでおります。皆様には種々ご指導 ご鞭撻を頂くことになるか思いますが、何分宜しくお願い申し上げます。  このところ、学際領域問題の発展に代表されるように学問領域の多様化が日々進ん できております。それに伴い、新しい領域に重点的に取り組む学協会の設立が数多く 見られるようになりました。いきおい、従来より老舗と云われてきた学会の登録会員 数は減る傾向にあります。精密工学会もご多分に漏れず、1990年の登録会員数約7000 名を頂点として会員は減少の傾向にあります。2002年は、4月15日現在で約6400名と なっております。ちなみに東北支部会員は235名、7支部のうち6番目の会員数であ ります。昨今の経済不況が学会の会員数減少に拍車を掛けているという見方もありま すが、一方で学際領域研究を特色とする新設学協会がそれなりに会員数を増やしてい ることを考えれば、モノづくり技術への関わりを学会の柱として来た精密工学会の活 動方針も、今の世の中のニーズと多少合わなくなって来ている可能性も否定できませ ん。他学協会と協調・交流するなかで精密工学会の特色であるモノづくり技術へ関わ ることは当然としても、新たに特色ある分野を学会の守備範囲に取り入れ、精密工学 会としての独自色を出していくことが学会の将来の発展のため必要と思います。とは 云え、これまでに学会の発展に貢献されて来たシニア会員の力のみでは、残念ながら これは一朝一夕で適うものでありません。少子高齢化社会における他所の方向と同様 、精密工学会も将来の発展のためには次世代を担う若手研究者・技術者を育成し、ま た若手会員に協力を仰がなければなりません。そのために先ずは、(1)学会講演会 にて最新の研究に取り組んでいる若手会員にセッションオーガナイザ等を依頼すると ともに最新の研究成果の発表をお願いする。(2)学会の本部支部の諸役務に若手会 員を努めて登用するなど、可能なところから無理なく始めることが必要と思います。 また、(3)精密工学会論文賞を始めとする精密工学会の諸賞に対して若手会員を積 極的に推薦していく、ことも次世代の学会発展を願うシニア会員の役目と思います。 精密工学会の発展はひとえに、シニア会員が如何に若手会員と相互に補いつつ連携し 活動して行くかに掛かっていると思います。  2年間の任務の中で、支部活動がこれまでにも増して活発となり、併せて支部会員 が増加の方向となりましたらまことに幸いと思います。会員諸兄より忌憚のないご意 見とご協力を賜りたく、何分宜しくお願い申し上げます。弐千弐年壬午年春 拝

2002年5月


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